こんにちは!ナチュラル大好きゆみこです。
たんぽぽは花も葉っぱも茎も根っこもすべて食べられる優秀な食材です。
それぞれの部位を使った料理のレシピをご紹介します。
たんぽぽの食べ方いろいろ。花のレシピ
たんぽぽ酒
昔、「たんぽぽのお酒」という、レイ・ブラッドベリの小説を読みました。レイ・ブラッドベリの短編SFは70年代後半に萩尾望都がいくつか漫画にしていましたよね。
当時は「たんぽぽのお酒」っていう響きがかわいいなあ、と思うだけで、実際にそんなお酒が存在していて飲まれているのか、なんてことは考えてはいませんでした。なんなら小説家の創作だろう、ぐらいに考えていました。
でも、たんぽぽのお酒、実際に作られているらしいです。そして、健康にいいんだとか。
何にいいのか、というと、胃腸や虚弱体質の改善にいいのだそうです。
作り方はたんぽぽの花をホワイトリカーで漬け込むだけ。2~3か月で飲めます。
たんぽぽの黄色い可愛い花が入ったお酒の瓶が部屋にあるのは可愛いですね。
たんぽぽのジャム
たんぽぽの花びらで作るかわいい黄色のジャムはいかがでしょう?
【材料】
たんぽぽの花びら100g(約140本分)、砂糖400g、オレンジ1個、レモン1個
たんぽぽは洗い、ふきんで水けを取ります。たんぽぽの花の花びらをむしり取り、厚めにスライスしたオレンジとレモンと花びらを600㏄くらいの水で1時間弱火で煮ます。ふきんでこして40分ほど再び煮て、とろみがついたら出来あがり!熱いうちに煮沸消毒した瓶に入れて逆さまにして冷まします。
瓶を逆さまにするのは、空気を抜くため。こうするとお店で売っているジャムみたく、常温で長期保存ができます。
たんぽぽの花は、ほかにも、サラダや天ぷらにも使えます。ちょっと苦みがありますが、その苦みがいいんですよね。
たんぽぽの食べ方いろいろ。葉っぱのレシピ
たんぽぽの葉のジェノベーゼソース
たんぽぽ料理を調べていて、これ絶対おいしい、食べたい!と思ったのが、たんぽぽの葉っぱのジェノベーゼソースです。
ジェノベーゼは通常はバジルを使いますが、セロリの葉や春菊など、ちょっと癖の強い葉っぱで作るのもおいしいんです。
だからたんぽぽの葉っぱで作ったジェノベーゼも絶対おいしいはず。期待大です。
注意 たんぽぽはアクが強いため、何度も水をかえてさらします。試食してみて食べられる程度にアクが抜けたか確認してから使います。
【材料】(1人分)
たんぽぽの葉 10g、松の実(くるみでも)40g、にんにく1片(なくても)、オリーブオイル100㏄、塩 適量、パルミジャーノレッジャーノ(すりおろす)適量
たんんぽぽの葉は、たっぷりの熱湯で3分ゆでて水にさらす。半日、水をとりかえながらアクをぬく。
フードプロセッサーにたんぽぽの葉とチーズ以外の他の材料を入れて撹拌しペースト状にする。チーズを混ぜる。
スパゲッティやゆでたじゃがいもにかけてどうぞ。
たんぽぽの葉は、ほかにも、おひたしや天ぷら、炒め物やサラダなど、葉物野菜と同じように使えます。ゆでて使うときには、しっかりとアク抜きをして。
たんぽぽの葉っぱはいろいろな料理に使えそうです。レパートリーを増やしていくのも楽しいですね。
たんぽぽの食べ方いろいろ。茎のレシピ
たんぽぽのバター炒め
有川浩さんの小説「植物図鑑」に、たんぽぽの茎の炒め物が出てきて、巻末にレシピが載っています。
イツキ「バターで炒めてみました。洋風に処理できる貴重な野草なんだよな」(小説より)
小説に出てくる料理を再現してみるのも楽しいですね。
【材料】(1人分)
タンポポの茎 1掴み
バター 適宜
調味料 適宜
1.タンポポの下ごしらえ
タンポポの茎を適当な長さに切って水にさらし、苦味を抜く。
2.下ごしらえした茎をバターやしょうゆ、塩コショウなどお好みの味付けで炒める。
お酒のつまみ的な一品。茎はバター風味の奥にさわやかなほろ苦さ。
たんぽぽの茎の松の実あえ
【材料】(作りやすい分量)
たんぽぽの茎 約10本、松の実 大さじ2,薄口醤油少々
たんぽぽの茎は2分塩ゆでして水にさらし、1㎝長さに切る。
松の実を粗みじんに切って、すり鉢でする。水大さじ1~2を入れてとろみをつけたら、茎と醤油を入れてあえる。
他には、たんぽぽの茎のきんぴらなど。葉っぱと同じように、茎も湯がいてから一晩水にさらして使うといいんですね。
茎の収穫は綿毛になったころが一番。たんぽぽの種を飛ばすため、茎をどんどん伸ばすから、1本が倍くらいの収穫になるんだそうです。
自然ってすごいですね。
たんぽぽの食べ方いろいろ。根っこのレシピ
たんぽぽコーヒー
たんぽぽの根っこと言えば、やはりたんぽぽコーヒーです。
たんぽぽコーヒーの作り方はこちらに書いていますので、気概のある方はぜひ参考にして作ってみてくださいね。
たんぽぽコーヒーも自分で作れるなんて、感動しますよ。
たんぽぽの根のきんぴら
茎だけじゃなく、根っこもきんぴらにできます。根っこは掘り起こすのが大変ですが、たんぽぽには根っこにこそ栄養がたくさんあるので、苦労する甲斐もあります。
作り方は、たんぽぽの根を歯ブラシなどできれいに洗い、薄切りに。油でいためて塩や醤油で味付けをします。
たんぽぽは、葉っぱから根っこまで使えていろいろな料理が作れますね。
たんぽぽが料理に使える、ということを知っているだけで、心に余裕ができる気がします。
たんぽぽ料理のレパートリーを増やして、健康になりたいです。
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