よもぎで草木染をする方法。やり方は簡単!乾燥葉でもOK。ミョウバンを使う方法の説明もあり

こんにちは!ナチュラル大好きゆみこです。

よもぎで草木染めをしてみませんか?素人には難しいと思いがちですが、やってみると意外と簡単です。染めた布でよもぎの効能も得られるので、下着や寝具をよもぎ染めにすると、健康にもとてもいいんですよ。

家庭でできる簡単なよもぎ染めの方法をご紹介します。

よもぎ染めのやり方は簡単!子どもと一緒に楽しみながらチャレンジ!媒染剤はなしでもOK!

よもぎ染めって素人には難しいんじゃないかな、とか、特別な道具がいるんじゃないかな、などと思っていませんか?

よもぎ染めは家の台所で、家にある道具で簡単にできます。子どもと一緒にやれば、遊び感覚で楽しいですよ。

「草木染め」でちょっと調べてみたら、「媒染剤」とかというワードが出てきて、途端にハードルがぐっと高くなる気がしますよね。

媒染剤を使うと仕上がりが鮮やかになり、色落ちも防げるという利点があります。

媒染剤には、銅や鉄やミョウバンなどがあります。ミョウバンはお漬物を作るときに使う、スーパーの食品売り場にも売っているあのミョウバンです。(ちなみにミョウバンはアルミです)

媒染剤を使う方法も、つけこむ手順が増えるだけで決して難しくはないんですよ。でもまずは、媒染剤を使わない自然派の方法をご紹介しますね。

ミョウバンを使った方法も最後にご紹介していますので、よかったら参考にしてくださいね。

よもぎ染めは採取の時期によって染まり方が変わってきたり、茎を使う使わないで色が変わったり。そんな違いも楽しめると思います。

とりあえず難しく考えず、まずはお子さんとよもぎ染め遊びをする感覚でやってみましょう!

 

よもぎ染めのやり方は簡単!染め方の説明

それではよもぎ染めのやり方をご説明します。

よもぎの量
布100gに対して生葉1㎏(乾燥葉なら100g)が目安


天然繊維の綿、麻、絹、ウールのいずれか

道具 
ホーロー容器、ざる、こし布、たらい、ゴム手袋、竹棒(菜箸等)

手順
1.布は汚れや糊などを取り除くために、一晩ぬるま湯につけておくか、洗剤で約15分煮て、よく水洗いします。

2.よもぎの葉をホーローの容器に入れて、ゆったり浸るくらいの水を入れて火にかけます。沸騰してから約20分煎じます。濃い色の液になったらざるでこします。

3.①の布をぬるま湯に浸して軽くしぼります。熱い染液に入れるとむらになりやすいので、ぬるめの状態でしぼった布を1枚ずつ折って入れ、約1時間浸し染めします。(煮染めをする場合は約15分ゆっくり染液の温度を上げていきます)

4.染めた布をよく水洗いして脱水し、陰干しします。

※濃い色に染めたいときは、③と④を繰り返します。

 

ひとことで説明すると、よもぎ染めは布をよもぎの染液につけるだけでできちゃうんですね!

難しく考えすぎず、一度チャレンジしてみるのがよさそうです。

 

よもぎ染めのやり方は簡単!ミョウバンを使った方法も簡単にできる!

せっかくならもっとしっかり染めたい、という方向けに、手軽に手に入るミョウバンを使った方法をご紹介しておきますね。

ミョウバンを使った媒染の方法

1. 水1リットルに5g~10gのミョウバンを溶かした水溶液を作ります。(媒染剤の量は布の重量の2~3%が目安)

2. ミョウバンの水溶液を30℃ぐらいにあたため、上の手順で染めた布を軽くしぼって約10分浸けます。竹棒などでゆっくりかき混ぜます。

3. ミョウバン液に浸けた布を軽く絞ってもう1度染色液に戻し、まんべんなく染めます。

 

シルクやウールはタンパク質が含まれているためよく染まりますが、綿や麻はあまり染まりません。綿や麻の場合、染める前に豆乳や牛乳などタンパク質を含む液体につけておくと、染まりやすくなります。

その場合の手順は以下の通りです。

綿と麻をしっかり染めるための下準備
1.水と豆乳を1対1で割り鍋やボールに入れます。
2.綿または麻の布を20~30分漬け込みます。
3.時間がきたらそのまま脱水します。

 

ミョウバンを使う染め方も、手順は増えますが簡単ですよね。

肌によくてリラックス効果のあるよもぎ染め。身につけるのが楽しみですね。

 

よもぎ染めのやり方は簡単!染めたものを身につけることで健康に!

よもぎ染めは自然のやさしい色に染まるというだけではなく、よもぎ染めの衣類を身につけることで、よもぎの薬効によって健康にとてもいい効果が得られます。

直接肌に触れる下着などをよもぎ染めのものにすると、肌がすべすべになったり、アトピーなどの症状も軽くなったり、といったいい効果があります。

よもぎは抗菌作用に優れ、皮膚細胞の活力を増進し、防臭効果もあります。保温作用もあるので、冷え性や皮膚炎などにもいい効果があるのですね。

よもぎ染めの布は殺菌力が強く、あせもにならないということで、平安時代にも産着に使われていたのだとか。

からだに与える影響を考えると、直接身につけるものは、素材だけじゃなく染料ももっとちゃんと考えて選んだほうがいいんだろうな、と今回調べていて思いました。

最近よもぎ染めには虫くい防止、ダニやノミなどの防虫効果も認められました。ということは、枕カバーやシーツ類など寝具に使うととてもいいということですよね。

よもぎ染めのパジャマも、よもぎの自然な香りで熟睡できそうです。

わたしは下着や寝具の素材は天然素材のもので、と決めているのですが、パジャマや寝具をよもぎ染めのものでそろえたくなってきました。

よもぎ染めは家でも簡単にできて乾燥葉でもできるので、いつでもチャレンジできますね!

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