こんにちは!ナチュラル大好きゆみこです。
ドクダミで化粧水を作りたいけど、ドクダミをいつ採取したらいいのか、
ドクダミチンキを作ろうとして調べたら花だけのレシピと葉っぱだけのレシピがあるけど、そもそも花と葉で成分は違うの?ということや、生葉と乾燥葉ではどうなのか、
そんな疑問はありませんか?
今回は、ドクダミで手作りしたいときにふと疑問に思う、成分についてのアレコレについてまとめました。
ドクダミの成分がふえるのは花が咲く時期
ドクダミの花って白い花びらが可憐で清楚な感じがして、とっても可愛いですよね。
だいたい5月から8月頃にあちこちで花が咲いているのが見られますね。ちょうど茎も葉っぱも勢いよく大きく育っているときで、この時期に薬効成分がもっとも多くなります。
なるほど、だから、ドクダミ茶やドクダミ化粧水を作るときは、花が咲いている時期に作ること、とされてるんですね。
昔から、「ドクダミは夏の土用の丑の日に採ると効く」と言われているそうです。夏の土用といえば7月下旬から8月上旬ごろでちょうど梅雨の明けた頃ですよね。
この頃は一番成分が多く、晴天が続いて採取後に手早く乾燥させるのにも最適な時期、ということで、先人の知恵、というか、昔の人はちゃんとわかってたんですね。さすがです。
わたしの経験ですが、8月に旅行先でふとドクダミが群生している場所に出くわしたことがありました。ビニール袋もエコバッグも持っていなくて採取できなかったのですが、近所ではもうシーズンが終わってお茶用にもっと欲しかったなあ、と思っていただけに、悔しい経験でした。
この時期はいつドクダミに出会ってもいいように袋を持ち歩こうと決意した出来事でした。まあ、ふつうはエコバッグを持ち歩くものだと思うのですが…。
話がそれてしまいました。結論は、採取は5月から8月の花が咲いているときで、すばやく乾燥させるためには7月下旬から8月上旬の梅雨の明けた頃がいい、ということでした。
ドクダミの成分は花と葉で違う?
ドクダミチンキと言えば、花だけでドクダミチンキを作っていらっしゃる人も多いですよね。乙女心をくすぐるらしく、「ドクダミの花のチンキはお洒落で憧れる」と友人が言ってたんですが、「あの花すぐ茶色くなるよ」と教えるとがっかりしていました。どうやら夢を壊してしまったみたいです。
まあとにかく、ドクダミの花でチンキを作るのは、見た目が可愛い、ということのほかに、葉っぱより匂いが手につかなくて作りやすい、という利点もあります。また、花のほうが美肌成分があるから花で作っている、という人もいるみたいですね。
実際のところ、花と葉では含まれる成分はどう違うのでしょう?
花穂・果穂に含まれる成分には抗酸化作用のあるイソクエルシトリンが、葉や茎に含まれる成分には強い抗菌作用があるデカノイルアセトアルデヒドと、傷口の回復を早める葉緑素が含まれています。
花と葉、それぞれによい成分が含まれていますが、ニキビや化膿したおできなどに効く成分は葉のほうに含まれているので、せっかくなら花と葉、両方を混ぜて作ると両方の成分が抽出できてよいと思います。
実はわたしは今回、花と葉、別々にチンキを作ったのですが、葉っぱのチンキのほうが香りもよくて肌につけたときの使い心地がよかったです。好みの問題かもしれませんが、参考までに!
ドクダミの成分は生葉と乾燥葉では違う?
これまで書いてきた通り、葉っぱの主な成分で、においの成分でもあるデカノイルアセトアルデヒドという成分は、強い抗菌作用があって、いろんな肌のトラブルに効果がありますが、乾燥させたらなくなってしまう成分です。乾燥させたらドクダミの臭気ともいえる独特なにおいがなくなるのは、そういうことなんですね。
ですが、乾燥させたら有効な成分が全部なくなるの?というと、そうではなく、このデカノイルアセトアルデヒドという成分がなくなるだけで、ほかの成分は残ってるんです。なので、乾燥したドクダミ茶を普段にお茶として飲むのは、とても身体にいい、ということなんですね。
肌のトラブルには、外用として生の葉っぱをそのまま使うのが効果的だし、便秘や生活習慣病の予防には乾燥した葉っぱを煎じて飲むのが効果的、ということです。
逆に言えば、乾燥した葉っぱでドクダミチンキを作ったり、お風呂に乾燥葉を入れても、肌にいいドクダミの効果はあまり期待できない、ということになりますね。
ドクダミには効果効能や使い方があり過ぎて、わたし自身、最初はよくわからなかったんですが、生のドクダミと乾燥したドクダミの成分が違うということがわかって、効果や使い方の違いがよくわかりました。
この記事を読んでくださった方も、これでドクダミの使い方に迷いがなくなったとしたら嬉しいです。
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