こんにちは。ナチュラル大好きゆみこです。
スギナはツクシのあとに生えてくる栄養茎です。
なんと、水中にいた藻類が進化して陸に上がり、4億年ほど前に現れたシダ植物なんだそう。スギナって生きた化石なんですね。
家の庭に生えると抜いても抜いても生えてくる手ごわい雑草ですが、実はミネラル豊富で栄養たっぷりな薬草で、漢方薬にも使われているんですよ。
このブログではそんなスギナの効果や効能や副作用について書いていきます。
スギナって健康にいいらしいけど、どういいの?ということや副作用はあるの?という疑問にお答えできる記事になっていると思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。
スギナの効果・効能がすごい?どんな栄養がある?
早春にツクシが胞子を放出して枯れたころに生えてくるのがスギナです。
わたしはツクシとスギナが地下茎でつながっている同じ植物だということを最近知りました。ツクシとスギナって全然似てないですよね~。まさか同じ植物だったとは…。無知でお恥ずかしいです。
スギナは繁殖力が旺盛で、庭や畑に一度生えてしまうと地下茎が縦横無尽に増えて、完全に駆除することは不可能と言われます。スギナと格闘している方、多いですよね。
でもそれだけ生命力が強いということ。栄養も豊富で健康にもいいので、野菜として食べたり、お茶や入浴剤として利用できるんですよ。
スギナの効用が伝えられたのは江戸時代に西洋から。漢方薬にも使われているのでてっきり中国からと思っていましたが、違うんですね。
「ミネラルの宝庫」と言われ、ケイ素やクロロフィルをはじめ、カルシウム、マグネシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、亜鉛などのミネラルにビタミン類(ビタミンB1、B2、Cなど)やアミノ酸など、多くの成分を含んでいます。
カルシウムはほうれん草の155倍、リン、カリウムが5倍、マグネシウムが3倍と、量もとても多いです。
スギナの栄養ってすごいんですね。もし庭や畑に生えていたら、活用しないともったいないと思いますが、いかがでしょう?
スギナの効果・効能がすごい?ケイ素(シリカ)で美肌効果あり!
スギナはミネラルが豊富で、特にケイ素の含有量はズバぬけています。ケイ素が酸素と結びついたものがシリカなので、スギナはシリカの含有量が多いということなんです。
実は植物性のシリカのサプリメントにはスギナを原料に使われているものも多いんですよ。
シリカはわたしたちの体内にも含まれていますが、年齢とともに減少し、体内で新しく作ることができないので、食事などから摂取する必要があります。
シリカを豊富に含んでいる代表的な食品は、玄米、ひえ、アワ、小麦、ジャガイモ、トウモロコシ、ゴボウや海藻類など。骨密度をしっかりさせるには一日に30~50mgシリカを摂取するのが理想です。
そうは言っても食事でシリカを意識して摂るのもなんだか難しいですね。
そこでスギナの出番です。
スギナ茶をミルなどで粉砕してパウダー状にすることで、スギナの栄養をしっかり取り入れることができます。パウダー状にすると天ぷらやお好み焼きなどに混ぜたり、と料理に利用しやすいです。お湯を注いでお茶にしてもいいですね。
スギナ茶は市販もされていますが、スギナを摘んで自分で簡単に作ることもできますよ。5~7月の盛りの頃にたくさん摘んでまとめてお茶にするのがおすすめです。
スギナ茶の作り方もブログに書いていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スギナの効果・効能がすごい?便秘には効かない⁈
スギナにはシリカの他にもカリウムやマグネシウムなどのミネラルも多く含んでいるので、利尿作用が高く、むくみが改善される効果があります。
ところで、スギナは便秘に効くのでしょうか?便秘解消は女性にとって永遠のテーマのようなものなので、気になるところですよね。便秘は万病の元と言いますから、男性にとっても便秘解消は大事です。
スギナには、利尿作用が高くむくみに効き、デトックス効果も高い、という効果はありますが、わたしが調べた限りは便秘に効くという効能は見つけられませんでした。
スギナ茶を飲んで便秘が解消された、という方がいらっしゃる一方、効かなかったという方もいらっしゃり、個人差があるようです。
効かなかったという方の中には、腸が刺激されている感じがあるものの、かえって便が硬くなって調子が悪くなった、という方もいらっしゃいます。その方の考察によると、便が硬くなったのはスギナの利尿作用によって水分が抜けてしまったのが原因かもしれない、ということでした。
はっきりしたことはわかりませんが、かえって調子が悪くなる方もいらっしゃるようなので、スギナ茶で便秘解消しようとして大量に飲む、ということはしないほうがいいように感じます。
スギナの効果・効能がすごい! 副作用はある?
栄養満点、効果・効能の多いスギナですが、副作用もあります。
スギナには、ビタミンB1を壊すチアミナーゼという成分を含んでるため、多く摂取しないほうがいい、ということです。
ただ、お茶として飲む程度だと大量摂取になることはまずないので、まず大丈夫です。とは言え、早くダイエットがしたい、などで急に大量にスギナ茶を飲んだりすることはやめておいたほうがよさそうです。
また、スギナそのものを料理して食べたり、乾燥葉をパウダー状にして摂取したりする場合は、摂取量に注意してくださいね。
また、微量にニコチンも含んでいるため、妊娠中の方、子供に飲ませる場合は、必ずかかりつけの医師に相談しましょう。
特に、心臓や腎臓に疾患のある人、他の植物のアレルギーがある方は気をつけていただいたほうがいいと思います。
栄養豊富だからと言って、摂りすぎは要注意です。過ぎたるは及ばざるがごとし、ですね。
でもそれはどんなものにも言えることかもしれませんので、そこまで神経質になることはないと思います。
大量に摂るよりも、毎日少しずつ取り入れるのがよさそうです。
よかったら、スギナを習慣にして少しずつ取り入れてみてはいかがでしょう?
わたしも少しずつ始めてみようと思います。
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